「3DCGで、ライティング(照明)は重要だ」
と言う話はよく聞くが、なんだかよく解らないのでスルーしている、と言う人が
実は非常に多いのではないだろうか。
なぜなら、実写映画に携わったり、ポートレートなどを撮った事がある人ならともかく、
たいていの人は、3DCGを始めてから、いきなりライティングに触れることになるからだ。
普通の人は、そこに登場するキャラや、その演技ほど、ライティングを気にしないのである。
しかし、制作者はそれではいけない。
例えば、カメラワークがイマイチでも、適切な照明が当たっていれば、キャラの情感、
シーンの雰囲気などが観客に的確に伝わり、下手なカメラワークでさえ、
演出の一部と思わせる事ができるだろう。
逆にいくらカメラワークがカッコよくても、照明がイマイチでは、なんだか物足りなかったり、
意味不明で迫力不足・説明不足の映像になってしまう可能性が高い。
カッコイイ演出や、素敵な雰囲気、的確な意味の伝達というものは、
実は照明によって得られている部分がとても大きいのである。
これは静止画でも同じ事が言える。
ここでは、3DCGにおけるライティング全般と、特にL-3、LE-3系に特化した照明を
私の知識を総動員して、書いてみたいと思う。
もし、間違いや訂正があれば、ご指摘願いたい。適宜、修正させて頂く。
1) ライティングの目的
2) 3灯照明
1) 自然現象は起きない
2) 物理的制限はない
1) 光源の種類
2) 質感設定(パレット設定)
3) 2灯照明
4) rendoptについて(未記述)
5) Tips 多灯照明の表現
1) 人間の目について
2) 作例集